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景気の谷は09年3月と判定後退は17カ月、戦後最悪

2010/06/07 18:28

内閣府は7日、景気転換の時期を見極める景気動向指数研究会を開き、2007年11月に始まった景気後退の終了時期を示す「谷」が09年3月だったと判定した。景気後退の期間は17カ月で、過去13回の戦後の後退局面の平均(約16カ月)とほぼ同じだった。ただ、リーマン・ショックによる金融危機と世界同時不況が直撃して生産や輸出が急減。09年1~3月期の実質国内総生産(GDP)が年率換算で前期比15・9%減となるなど、戦後最悪の厳しい落ち込みとなった。一方、日本経済は09年4月から景気の拡大期に入り、政府の相次ぐ経済対策やアジア向け輸出の増加などを受け、持ち直しの動きが続く。ただ失業率が5%台に高止まりするなど雇用情勢の改善が遅れており、回復は道半ばといえそうだ。研究会座長の吉川洋東大大学院教授は記者会見で、世界同時不況に伴う日本からの輸出減少が景気後退を加速させたと分析。「景気後退のテンポが極めて急速だったことが特徴だ」と述べた。同研究会は経済学者ら有識者で構成。

【共同通信】